よろこんで


相変わらず腰のだるさが続いていて、ついつい腰をトントンしてしまう。


今年のはじめから、本業のデザイン仕事のほかに、月に何日か大好きなアンティー着物屋のお手伝いをしているのだが、
接客業だしおもいのほか肉体労働でもあるので、辞めることになるなぁ。。と残念に思う。
お店に迷惑をかけることになるので、早くオーナーに報告しなくちゃな、と頭ではわかっているけど、どうしようどうしよう。


そんな折、ひとりのスタッフが声をかけてくれた
「腰いたいの?疲れたでしょ。座ってていいわよ」
「ありがとうございます。実は…」
「もしかして!赤ちゃんできたの??」
「え? えーーー? そうなんです。でもなんでわかったんですか!!!」
「えーーよかったじゃない!!おめでとう〜〜!!」
と、心から喜んでくれた。


妊娠がわかってからまだ何日も経ってないが、私は妊娠していることに対してビビってばかりで手放しで喜ぶことができなかったから、わたしの分まで喜んでもらえて、すごくすごくうれしかった。ギュっとにぎっていた手の力がすこし抜けた。
オーナーへの報告も、そのスタッフがそれとなく話の流れをつくってくれてスムーズに話すことができ、
「これからも体調をみながらお店に関わってくださいね」と言ってもらえて、すごくありがたかった。